日本顎咬合学会「認定医」が在籍
「噛める入れ歯」を作るコツ
それは「噛み合わせ」にこだわること
- CTによる「徹底分析」を実施
- 「診断用義歯」の活用
- 「歯科技工士」との連携
日本顎咬合学会「認定医」が在籍
入れ歯にすると「物が噛めない」、「食事が美味しくない」といった悩み持たれる方がたくさんいらっしゃいます。当院でも、入れ歯をお使いの方から、「うまく噛めない」「食事中に外れた」などの声が寄せられます。
これらの原因は、次の3つが関係していることがほとんどです。それぞれご説明します。
髪の毛が一本口に入っただけで違和感を感じる人は多いと思います。では、髪の毛一本よりも厚みのある入れ歯が入るとどうでしょうか?当然ながら、違和感、異物感は強くなり、喋りにくい、食べ物をうまく飲み込めないといった現象が起きやすくなります。
お口の形と、入れ歯の形に「ズレ」が生じていることが多々あることをご存じでしょうか。こうしたズレがあると、入れ歯は外れやすく、隙間に食べ物が挟まりやすくなります。
このズレが起こる原因の多くは、入れ歯の製作工程および精度に問題があることがほとんどです。
保険適用の入れ歯は「レジン」と呼ばれるプラスチック製の材料を使用します。このレジンは長期間使用すると、「ゆがみ」や「たわみ」が起きます。これらが原因となって、入れ歯の隙間に食べ物が挟まる、入れ歯がズレるといったトラブルが生じます。
当院では、これらの原因を解消した入れ歯製作を行っています。そうすることで、しっかり噛めて外れにくい、だけではなく、次のようなメリットも得られます。
●メリット1 「食べ物の味・温度」を感じられる
味覚、温度を感じられるようになるため、美味しく食事をいただけます。
●メリット2 「誤嚥性肺炎」のリスクを軽減
噛めない入れ歯を使い続けると、噛む機能だけではなく、飲み込む力(嚥下能力)も低下します。こうした入れ歯を使い続けると、「誤嚥性肺炎」のリスクが高くなってしまいます。
当院の入れ歯製作のこだわりについてご紹介します。
当院の院長、Dr.赤松は日本顎咬合学会「認定医」の資格を保持しています。日本顎咬合学会の認定医資格を取得するためには、歯科医師免許を取得後、4年以上、かつ、顎咬合学およびこれに関連する領域の歯科臨床に満4年従事し、日本顎咬合学会が行う認定医試験に合格する必要があります。その他にも、さまざまな規定があり、これらをすべてクリアして初めて認められます。継続的な技術、知識の研鑽がなければ得られない資格となっています。
2005年3月 | 朝日大学歯学部 卒業 |
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2005年4月 | 歯科医籍登録 |
京都府立医科大学付属病院 研修医(歯科) | |
2006年4月 | 京都府立医科大学大学院医学研究科統合医科学専攻博士課程 入学 |
2010年4月 | 京都府立医科大学大学院医学研究科歯科口腔科学 助教(主任) |
京都府立心身障碍者福祉センター付属リハビリテーション病院歯科 医長 | |
2014年4月 | 国賀歯科医院 勤務 |
2014年10月 | あかまつ歯科クリニック 院長 |
診断用義歯とは、患者さんのお口のズレを解消するために使用するものです。なぜ、お口のズレを解消する必要があるのか。専門的なお話になるため、簡単に説明させていただきますが、歯が抜けた状態を放置したり、合わない入れ歯を使い続けると、本来の噛み合わせからズレが生じます。
このズレを正さないまま入れ歯を製作するから、噛めない、外れる、と言ったお口に合わない入れ歯が仕上がるのです。一般的な入れ歯製作と診断義歯を活用した入れ歯製作の比較を下記にまとめましたので、ぜひご覧ください。
この工数の違いが、入れ歯のクオリティを左右します。
お口にフィットした入れ歯を作るためには、顎の動きや筋肉の動きなど、お口全体のバランスを考えなければなりません。当院では、CTスキャンを活用することで顎の動きなどを立体的に撮影することができるため、より精密な入れ歯を製作をすることが可能です。
入れ歯を製作するのは、歯科医師ではなく歯科技工士です。そのため、歯科技工士のスキルが入れ歯のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。
当院では「噛める」入れ歯にこだわって入れ歯を製作しています。噛める入れ歯は使い心地の良さだけではなく、次のような効果も期待できます。
お口にピッタリとフィットした入れ歯は、ほうれい線やしわの改善効果があり、若々しい口元を手に入れられます。
噛める位置と噛み合わせを調整することで、噛む力の向上が期待できます。
お口にフィットした入れ歯を使用することで、口腔内の筋肉(舌や頬)が改善されます。その結果、嚥下能力の向上が期待できます。
当院では、患者さんのさまざまな要望にお応えするために、次の入れ歯をご用意しております。
入れ歯が目立ってしまう原因は金属の留め具(クラスプ)にあります。この部分を歯茎と馴染みやすい、ピンク色の樹脂で製作した「ノンクラスプデンチャー」を当院ではご用意しています。
お口に自然と馴染むため、接客業などの方でも安心してお使いいただけます。当院では、ノンクラスプデンチャーの中でも次の種類をご提案しています。
アメリカで半世紀以上の歴史を持つ入れ歯です。ナイロンに近い素材でできているため、滑らかで柔らかく、割れるリスクがほとんどありません。歯の根本にピッタリ密着するため、装着感も抜群です。
ノンクラスプデンチャーは目立ちにくいというメリットがある一方、耐久性にやや劣るというデメリットがあります。当院では、このデメリットを克服するために、目立たない部分に金属で補強を加え、耐久性を向上させています。その他、金属のオプションによって次のようなメリットも得られます。
・安定感の向上
・薄く入れ歯を作れるため、装着時の違和感が少ない
・熱伝導がよく、食事を美味しくいただける
しっかり噛める入れ歯を製作するために、当院では、次の3つの入れ歯をご用意しています。
●磁性アタッチメント義歯
●インプラントオーバーデンチャー
●コーヌスクローネ義歯
それぞれご紹介します。
磁性アタッチメント義歯は、お口に残っている歯に金属を装着し、入れ歯に設置した磁石の力で吸着させて固定する入れ歯です。金属のバネを使っていないので、目立ちにくいというメリットもあります。
インプラントオーバーデンチャーは、2~4本のインプラントで入れ歯を支えて固定します。一般的なインプラントと異なり、患者さんの手で自由に取り外しができるため、セルフケアが簡単です。
コーヌスクローネ義歯は、ドイツで開発された入れ歯です。一般的な入れ歯のように、歯に引っかけて使用するのではなく、残せる歯を支えとして、そこに「内冠」と呼ばれる薄い金属冠を被せます。この内冠に義歯と一体化した「外冠」を装着します。
内冠と外冠の間に働く摩擦力を活用して、入れ歯を固定します。原理としては、茶筒を振っても落ちないと同じで、ピッタリとお口に装着することができます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。